自分でもできる簡単RetroPCの保守テクニック – レトロブライト編
2026/1/4 RetroPC NEWS編集部
長年愛用している古いパソコンやゲーム機が、白からクリーム色や黄色に変色してしまうのはショックですよね。
結論から言うと、元の色に戻す方法はあります!薬剤を使った化学反応で白さを取り戻す手法が一般的ですが、使うのは「過酸化水素(酸素系漂白剤)」です。
この手法は、レトロPC愛好家の間で「Retrobright(レトロブライト)」と呼ばれています。

レトロブライト (画像出典: asayanさん)
なぜ黄ばむのか?
古いプラスチック(ABS樹脂)には、燃えにくくするために「臭素(ブロマイド)」という難燃剤が含まれています。これが長年の紫外線や熱に反応して表面に浮き出てくることで、あの独特の黄ばみが発生します。
黄ばみを落とすために必要なもの
一般的に以下の材料を使って「過酸化水素」の化学反応を促進させます。
- 衣料用酸素系漂白剤(液体タイプ): 代表的なのは「ワイドハイターEXパワー」など。主成分が過酸化水素です。
- 透明な容器: プラスチックパーツが浸かる大きさのもの。
- 日光(紫外線): 反応を加速させるために必須です。
- 水: 希釈用。
手順(レトロブライトのやり方)
- 分解する: 内部の基板や金属パーツは水に濡らすと故障するため、必ず外装のプラスチック部分だけに分解します。
- 洗浄する: 表面のホコリや油汚れを中性洗剤で洗い流します。
- 漬け込む: 容器に液体酸素系漂白剤を入れ、水で薄めます(1:1〜1:3程度)。パーツが完全に浸かるようにします。
- 日光に当てる: 直射日光が当たる場所に数日間(数時間〜数日、黄ばみ具合による)放置します。
- すすぐ・乾かす: 黄ばみが取れたら水でよくすすぎ、完全に乾燥させてから組み立てます。

紫外線を当てる (画像出典: asayanさん)
注意点とリスク
非常に効果的ですが、いくつか注意が必要です。
- ムラになる可能性: 液体に浸かっていない部分があったり、日光の当たり方が偏ると、まだら模様になることがあります。
- 脆くなる: 化学反応により、プラスチックが少し脆くなる(割れやすくなる)場合があります。
- ロゴが消える: 表面に印字されたロゴや文字の種類によっては、漂白と一緒に薄くなってしまうことがあります。
- 再発する: 一度白くなっても、数年経つと再び黄ばみ始めることが多いです。

元のホワイトに戻りました(画像出典: asayanさん)
塩素系はNG?
キッチンハイターなどの「塩素系漂白剤」は、プラスチックを傷めたり、逆に変色を悪化させたりすることがあるため、PCの外装にはおすすめしません。必ず「酸素系」を選んでください。
もし分解が難しい場合は、少し手間はかかりますが「メラミンスポンジ」で表面をごく薄く削る方法もありますが、テカりが出たり表面の質感が変わったりするので、まずは目立たない場所で試してみてくださいね。
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