【武田エミュ】Common Source Code Project 最新版公開 CMU-800の改良

2026/1/3 RetroPC NEWS編集部

takeda 【武田エミュ】Common Source Code Project 最新版公開 CMU-800の改良

 takeda’s emu “pc8001mk2.exe” 実行画面

通称、”武田エミュ”が2026/1/1にアップデートされました。直近2ヶ月の修正は、エミュレータのコア部分(80386を含むCPUや周辺チップ)の精度向上と、最新のMAMEソースの取り込み、そして特定のハードウェア(CMU-800等)への対応などが行われています。


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TAKEDA, Toshiya(武田 俊也)さんとは

TAKEDA, Toshiya(武田 俊也)さんは、日本のレトロPC・エミュレータ開発界隈において、「神様」や「伝説」と称されるほど多大な貢献をされている開発者です。

彼がいなければ、現在これほど多くの古い国産パソコンが現代のPC上で動作することはなかったと言っても過言ではありません。

「Common Source Code Project」の主宰

武田さんは、「Common Source Code Project」を主宰し、膨大な数のエミュレータを開発・公開していることです。

通常、エミュレータ開発者は特定の1機種を深く掘り下げることが多いのですが、武田さんのスタイルは異なります。

  • 共通コード化: CPUやサウンドチップ、ディスクドライブなどの部品(デバイス)を共通のパーツとして作り、それらを組み合わせることで何十種類もの機種を再現しています。
  • 圧倒的な網羅性: PC-8801やPC-9801といったメジャー機だけでなく、歴史に埋もれがちなマイナー機まで幅広くサポートしています。

サポートしている主な機種(例)

武田さんが開発しているエミュレータの対象は、1970年代後半から1990年代の日本のパソコン全般に及びます。

  • NEC: PC-100, PC-6001, PC-8001, PC-8801, PC-9801, PC-H98
  • SHARP: MZシリーズ, X1, X68000
  • FUJITSU: FM-7, FM-8, FM-11, FM-16β, FM TOWNS
  • SONY/Panasonic: MSX, MSX2
  • その他: ぴゅう太, SC-3000, JR-100, PASOPIA, HITAC, if800など多数

武田さんの開発スタンスの凄さ

  • 「動く状態」を保存する: 武田さんは、単にゲームを遊ぶためだけではなく、「コンピュータ史の保存」という側面を強く持っています。実機が物理的に壊れて失われていく中、その動作をソフトウェアで、エミュレータとして現代に残し続けています。
  • 更新頻度と継続性: 20年以上の長きにわたり、現在進行形でソースコードの改良やバグ修正を続けています。
  • オープンな姿勢: 開発されたコードの多くは公開されており、他のエミュレータ開発者が武田さんのコードを参考にしたり、ライブラリとして利用したりすることも少なくありません。