MAME 0.284公開:テラドライブ完全対応やセガ・チャンネル再現など「セガ派」必見の更新

2026/1/4 RetroPC NEWS編集部

MAME 0.284 が12/31にリリースされました。

mamelogo-1 MAME 0.284公開:テラドライブ完全対応やセガ・チャンネル再現など「セガ派」必見の更新

主な更新があったもの

  • Apple II: マクロ記録などの高度な機能を備えた、初期Apple II用の各種交換用キーボードが使用可能になりました。
  • Teradrive: セガとIBMが共同開発した「テラドライブ(Teradrive)」が「Working(動作可能)」に昇格しました。
  • セガ・チャンネル: エミュレートされたメガドライブ上で、かつての配信サービス「セガ・チャンネル」の放送受信をシミュレートする機能が追加されました。

ユーティリティとソフトウェアリスト

  • floptoolの改善: MAMEに付属するディスクイメージ用ユーティリティ「floptool」の使い勝手が向上しました。
  • 大量のソフト追加: Apple II、IBM PC(Norton Utilitiesシリーズなど)、MSX1などのソフトウェアリストが大幅に更新され、多くの新規タイトルが追加されました。

リリース概要

  • バージョン: MAME 0.284
  • リリース日: 2025年12月31日
  • 配布形態: ソースコードおよび64ビット版Windows用バイナリパッケージ。
  • 公式サイト: mamedev.org

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MAME プロジェクトとは?

MAMEの目的:歴史を「保存」するデジタル図書館

MAME(Multiple Arcade Machine Emulator)の最大の目的は、ゲームを楽しむことそのものではなく、「古いコンピュータやゲーム機の仕組みを、動く状態で後世に残すこと」です。

  • 歴史の保存: ハードウェア(基板や部品)はいつか壊れてしまいます。その前に内部の仕組みをプログラムとして忠実に再現(エミュレート)することで、貴重なソフトが永遠に失われるのを防いでいます。
  • 教育・研究: 昔の機械がどのように動いていたかを知るための「資料」としての役割を果たしています。

「ゲームが遊べる」のは、あくまで副産物

多くの人は「昔のゲームを遊ぶためのソフト」としてMAMEを知っていますが、プロジェクト側はこれを「正しく再現できたことを証明するための副産物」と位置づけています。

  • 「遊ぶこと」がメインではなく、「当時の動作を正確に記録すること」がメインです。

3. 著作権と利用のルール

MAMEは法律や著作権を尊重しており、以下のルールを明確にしています。

  • ソフトは自分で用意する: MAME本体にゲームのデータ(ROMなど)は含まれていません。利用者は自分が所有する基板などからデータを用意する必要があります。
  • 海賊版の禁止: 著作権が消滅した「アバンダンウェア(放棄されたソフト)」という概念は存在しないという立場をとっています。そのため、違法なデータの配布や販売には強く反対しています。
  • 完全無料: MAME自体はオープンソースで開発されており、誰でも無料で利用・公開されているプログラムを確認することができます。