Xerox Alto : 現代のパソコンの直接のご先祖様
2025/12/24 RetroPC NEWS編集部
Xerox Alto(ゼロックス・アルト)は、1973年にアメリカのゼロックス社パロアルト研究所(PARC)で開発された、「現代のパソコンの直接のご先祖様」と言える伝説的なコンピュータです。
今の私たちが当たり前に使っている「マウスで操作する」「ウィンドウが開く」といった仕組みを、世界で初めて統合したマシンとして知られています。
Xerox Altoが画期的だった4つの理由
当時、コンピュータは文字だけで命令を打ち込む「黒い画面」が普通でしたが、Altoは以下の機能を50年以上前にすでに実現していました。
- GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)
- 画面上にアイコンやウィンドウ、メニューを表示し、視覚的に操作する仕組みを世界で初めて本格的に採用しました。
- マウスの使用
- キーボードだけでなく、ポインティングデバイス(マウス)を使って画面上のカーソルを操作するスタイルを確立しました。
- WYSIWYG(ウィジウィグ)
- “What You See Is What You Get”(見たままが得られる)の略です。画面で作成している文書のデザインが、そのまま印刷結果に反映される仕組み(現在のワードやPDFのような概念)を開発しました。
- イーサネット(LAN)と電子メール
- 世界初のローカル・エリア・ネットワーク(Ethernet)を備えており、複数のAlto同士でファイルを共有したり、電子メールを送受信したりすることが可能でした。
歴史的なエピソード:ジョブズへの影響
Xerox Altoは非常に高価(当時の価格で数万ドル以上)で、研究用や社内用として約2,000台が製造されたのみで、一般販売はされませんでした。
しかし、1979年にAppleのスティーブ・ジョブズがPARCを訪れてAltoを見学した際、そのGUIとマウスの操作性に衝撃を受けました。これがのちにLisaやMacintosh、そしてWindowsへと繋がる、パーソナルコンピュータ革命のきっかけとなったと言われています。
Xerox Altoは未来のオフィスという壮大な構想を実現するための研究から生まれました
オペレーティングシステム Executive

Smalltalk80はMacintoshとWindowsの元祖といえましょう
インベーダーゲームが大ヒットした時代背景もありAlto版も作られました





