発売から40年…富士通「FM77AV」のキーボードに隠しメッセージを発見!開発者が仕掛けた“イースターエッグ”の出し方とは
2026/1/10 RetroPC NEWS編集部
キーボードのイースターエッグ
富士通のFM77AVのキーボードには隠しコマンド(イースターエッグ)が入っていて、隠しメッセージを見ることができます
富士通 FM77AVのカタログ
- CAPS: オン、カナ: オン
- CTRLキーと、左右両方のSHIFTキーと、GRAPHキーと、Tキーを同時押しする
ワタシハFM-77AVキーボードエンコーダーデス。ガイリャクセッケイ=ヨコヤマ、エンコードブ=タカイケ、SUBインターフェースブ=カリヤ、テストプロサクセイ=アタグチ、ゴイケンバン=イマムラ・オカ・・・イジョウノメンバーデサクセイサレマシタ。ナオ、コノカクレメッセージハ、タカイケガ1985ネン8ガツ22ニチニシカケタモノデス。ジツハ、ホカニモカクレキノウガタクサンアルノデスガ、ミツケテモダレニモオシエナイデクダサイネ。ソレデハゴキゲンヨウ!!
発売から40年が経過しています、他の隠れ機能を見つけた方はぜひお知らせくださいね。
デモディスクの店員モード
FM77AVのデモディスク (協力: おンおンさん)
電器店で流される店頭デモですが、FM77AVには店員モードがあり、ハードウエアスペックを詳細に説明するモードがついています。デモ画面中にBREAKキーを押すと店員モードになります。
FM77AVのデモディスク・店員モード (協力: おンおンさん)
当時はモノクロから8色カラーへの移行が進み、それだけでも喜ばれていた時代でした。そんな中で4096色の同時発色は、まさに衝撃的と言えます。アニメのような表現や滑らかなグラデーションは、当時のユーザーにとって極めて訴求力が高かったはずです。FM77AVは、まさにそうした次世代のニーズを的確に捉えた製品だったのでしょう。
富士通 FM77AVとは
富士通が1984年に発売したFM77AVは、当時のホビーパソコン市場に大きな衝撃を与えた名機です。
「総天然色(フルカラー)パソコン」というキャッチコピーの通り、同価格帯のライバル機(NECのPC-8801やシャープのX1)が最大8色〜16色表示だった時代に、4096色同時表示を可能にした非常に尖ったスペックを持っていました。
主な特徴を分かりやすく解説します。
圧倒的なグラフィック性能
FM77AVの最大の武器は、その色再現力です。
- 4096色同時表示: 640×200ドットの解像度で8色、320×200ドットで4096色を同時に表示できました。
- ビデオディジタイズ機能: 別売りのカードを使わずに、ビデオ映像を直接取り込んで4096色の静止画にする機能が非常に強力でした。
- サブCPUの搭載: メインCPU(68B09E)とは別に、描画専用のサブCPUを積んでいたため、複雑な描画を高速に行えました。
充実のサウンドとメディア
- FM音源を標準搭載: 当時普及し始めていたFM音源(3音)+PSG音源(3音)を標準で装備。
- 3.5インチFDDの採用: 5インチディスクが主流だった中、FM-77と同様にコンパクトな3.5インチ・フロッピーディスク・ドライブを内蔵しました。
- ワイヤレスキーボード: 赤外線式のワイヤレスキーボードを採用しており、当時としては非常に先進的なデザインでした。
歴史的な位置づけ
FM77AVは、富士通の8ビット機「FM-7」シリーズの集大成と言えます。
その高い表現力は、後の16ビット機であるFM TOWNSへと続く「マルチメディアの富士通」というブランドイメージの基礎を作りました。
| 項目 | スペック概要 |
| CPU | MBL68B09E (2MHz) × 2 |
| メモリ | RAM 128KB (最大192KB) |
| 表示能力 | 320×200ドット / 4096色同時表示 |
| サウンド | YM2203 (FM音源3ch + PSG3ch) |
| 価格 | 128,000円 (AV-1) 158,000円 (AV-2) |
互換性とソフト
FM-7シリーズとの互換性は維持されていましたが、4096色を活かした専用ソフト(アドベンチャーゲームやグラフィックツールなど)は、その美しさから「AV専用」として重宝されました。一方で、ライバルのPC-8801シリーズに比べるとゲームソフトの総数では一歩譲る面もありました。









