古いPCにLinuxを! opencoconの紹介
2025/12/25 RetroPC NEWS編集部
島田啓史氏による、旧型PCをシンクライアント端末として再生させる軽量Linuxディストリビューション「opencocon(おーぷんここん)」をご紹介します。

1. 「opencocon」とは何か
opencocon(おーぷんここん)は、シンクライアント用途に最適化されたスモールフットプリント(省メモリ・省スペース)のGNU/Linuxディストリビューションです。単体で動作させるよりもレスポンスが速いため、古いコンピュータの再利用に役立ちます。
opencocon独自の機能・特徴:
- デスクトップ環境を持たない: すべてのデスクトップ環境は接続先のホストコンピュータのものを使用します。
- ユーザー保存領域を持たない: 端末側にデータを保存しません。
- 90年代のPCをサポート: Windows 9x世代のコンピュータに対応しています。特に、マニアに人気の高い機種(東芝 Libretto、SONY PCG-C1など)をサポートしています。
- 多彩なシンクライアント・プロトコルに対応: XDMCP、RDP、VNC、SPICE、X2goをサポートしています。
2. 主な使い方(Windows 7への接続例)
同じLAN内にあるWindows 7(Pro/Ent版)に接続する手順を解説します。
- ホスト側(Windows)の設定: リモートデスクトップを許可し、パスワードを設定してIPアドレスを確認します。
- ゲスト側(opencocon)の操作: CDからOSを起動し、メニューから「Connect RDP」を選択。ホストのIPアドレスとユーザー名を入力するだけで接続可能です。
- 対応プロトコル: RDP(Windows)、VNC(MacやHome版Windows)、XDMCP(Linux/UNIX)など、多様な環境に接続できます。
3. 現状の課題と今後の展望
- 課題: キーボード配列の不備、VNCの速度、無線LAN未対応など、UIや機能面でまだ開発途上の部分があります。
- 展望: クラウド上のデスクトップ(DaaS)の普及を見据え、教育現場でのメンテナンスフリー化やセキュリティ向上に役立てることを目指しています。今後はMac (PPC) やARMへの対応、開発コミュニティの構築を予定しています。
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