西和彦氏、2025年のMSX開発を振り返る。次世代MSX規格の現状と2026年への展望
2025/12/28 RetroPC NEWS編集部
西和彦氏はx.comにおいて、2025年のMSX開発を総括した4つのメッセージを投稿した。MSXは単なるレトロPCの復活に留まらず、IoTからハイパフォーマンス・コンピューティングまでを網羅する新たなエコシステムへと進化を遂げようとしているようだ。

1. MSX0ファミリー(IoT・量産モデル)
M5Stack社との提携を軸とした、IoT対応のMSXシリーズです。世界展開を視野に入れた価格調整とラインナップ拡充が進められています。
- 製造・販売: 実績のあるM5社に委託し、世界中への直接販売を検討中。
- 共通スペック: 最新エミュレータ、MSX0 IoTシステム、ESP32-P4を搭載。
- 予定価格帯(調整中):
- MSX0tab5: 3.5万円
- MSX0mini: 4万円
- MSX0note: 4.5万円
- MSX0stackP4: 3万円(従来モデルは値下げ検討)
2. MSXDIYファミリー(自作・モジュール化モデル)
小田原の「8号館1F産学協働ガレージ」を拠点とする、カスタマイズ性の高い自作向けシリーズです。
- 形態: 完成品、半完成品、キット(部品・基板)の3パターンで提供。
- 主なモデル:
- KB: AIデザインのキーボードモデル。
- CUBE: モジュールを積層したスタイル。
- Laptop: 液晶とキーボードを繋いだノートPC型。
- 技術構成: Tang Nano 20K(複数枚)を使用。V9968(VDP)やサウンド全部載せチップを搭載し、最終的にMSX2++ / MSX2#へとアップグレード。
- MSXBooster: 旧来のMSXを2++/2#/3へアップグレードする拡張ユニットにも注力。
3. MSX3ファミリー(次世代・ハイエンドモデル)
「MSX Engine 3」を中心とした、現代の技術を詰め込んだ次世代MSXの構想です。
- ハードウェア構成:
- SoC: Xilinx Zynqを採用。2K/4K/8K対応にはRK3588を使用。
- CPU: R80/R900/R1800に加え、オープンアーキテクチャであるRISC-V(1〜64CPU構成)の搭載を決定。
- サウンド: 全部入りFPGA + XMOS 16ch DSP。
- ソフトウェア構成:
- OS: MSX-DOS + Linux系のTaoX。
- 言語: MSX-BASIC + Python(ツール類はシステムにバンドル)。
- 開発指針: ラズパイやArduinoとは異なる「面白さ」「安さ」「開発リスクの低減」を両立した、独自のマシンを目指す。
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