MIFESエディタが現代でも販売されていることが話題
2025/12/27 RetroPC NEWS編集部
「MIFES(マイフェス)」が令和の今でも現役であることは、古くからのPCユーザーやエンジニアの間でたびたび話題になります。
MIFES5.0 PC-9800シリーズ用の画面
MIFESは生き残っているというより2023年に最新メジャーバージョン「MIFES 11」が発売され、2025年現在も頻繁にアップデートが続いている現役の製品です。
なぜVS Codeなどの無料・高機能なエディタが溢れる現代で、有料のMIFESが支持され続けているのか、その理由と特徴をまとめました。
1. MIFESのスペック
最新の「MIFES 11」は、令和のハードウェア環境に完全対応しています。
- 100GBの超巨大ファイルに対応
- 64bit化されたことで、サーバーの巨大なログファイルやCSVも、読み込みを待たずに(バックグラウンドで処理しながら)即座に編集可能です。
- 4Kディスプレイ(高DPI)対応
- 古いソフトにありがちな「文字がボケる」「アイコンが小さい」といった問題がなく、最新のWindows環境で快適に動きます。
- バイナリ編集・CSV編集に強い
- テキストだけでなく、バイナリデータを直接書き換える「バイナリエディタ」としての信頼性が極めて高いです。また、CSVをExcelのような表形式で編集できるモードも強化されています。
2. なぜ今も「有料」で売れるのか?
無料のエディタがある中で、1万円以上(税込15,400円〜)という価格でも売れ続けるのには、プロツールとしての明確な強みがあるからです。
- 使いやすさ
- 古くから、背景は暗い青で文字の見やすさとキビキビと動作する操作性にこだわっており、使いやすさに定評があります。
- 圧倒的な「検索(grep)」と「比較(diff)」
- 複数のファイルから特定の文字列を探し出す「グローバル検索」の速さと、2つのファイルの差分を見せる「比較」機能の使いやすさは、長年の熟成により一日の長があります。
- 「指が覚えている」操作性
- DOS時代から続く伝統的なキー操作を継承しつつ、最新の「Git」連携機能なども取り込んでいます。
3. MIFESの歩み(歴史的背景)
MIFESの凄さは、日本のパソコン史そのものと言える息の長さにあります。
| 時代 | 主なプラットフォーム | 特徴 |
| 1980年代 | PC-9801 / MS-DOS | 日本のエンジニアにとっての「標準装備」。 |
| 1990年代 | Windows 3.1 / 95 | Windows版が登場し、GUI環境へ移行。 |
| 2023年〜 | Windows 11 (64bit) | 「MIFES 11」発売。最新OSに最適化。 |
余談:令和に話題になったきっかけ
最近話題になった背景には、長らく「MIFES 10(2015年発売)」で止まっていた開発が、8年ぶりに「MIFES 11」として劇的な進化を遂げて復活したことへの驚きがあります。また、若手エンジニアが「大先輩が使っている謎の爆速エディタ」としてSNSで紹介し、その「質実剛健さ」が再評価された側面もあります。
「とにかく重いログファイルを一瞬で開きたい」「仕事で確実に動作する国産ツールが欲しい」という層にとって、MIFESは今でも最強の選択肢の一つです。
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